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教員もスクールカウンセラーに相談していい?現役教員が救われた体験談と2つのメンタル防衛術

小学校教員
  1. 教員もスクールカウンセラーに相談していい?現役教員が救われた体験談と2つのメンタル防衛術
  2. そもそもスクールカウンセラー(SC)とは?教員が知っておきたい基本
    1. スクールカウンセラーの役割
    2. 学校への配置の現状
    3. SCは子どもや保護者だけでなく「先生の味方」でもある
  3. 「何から手をつければ…」教員のマルチタスクで頭がパンクする理由
    1. 同時進行が苦手なのは、あなたの能力不足ではない
    2. 頭の容量を「100%」使って仕事をしてはいけない
  4. 【体験談】限界を迎えた私が、元教員のスクールカウンセラーに救われた話
    1. 「先生を守るのも僕らの仕事」という心強い言葉
    2. 自分の「考え方の癖」を言語化してもらったら…
  5. 心の余白を作るために。SCに教わった2つのメンタル防衛術
    1. ①自分の状態を「信号機」で可視化する
    2. ②脳内に「USBメモリの空き容量」を常に確保する
  6. 教員とスクールカウンセラーがうまく連携するためのポイント
    1. 一人で抱え込まないための「チーム支援」の視点
    2. 情報共有で気をつけたいこと
  7. スクールカウンセラーに相談したいときの流れ
    1. どんなタイミングで相談すればいい?
    2. 相談前に準備しておくと安心なこと
  8. よくある質問
    1. スクールカウンセラーになるにはどんな資格が必要?
    2. 教員からスクールカウンセラーへの転職はできる?
  9. 自分をいたわり、周りに頼りましょう。

教員もスクールカウンセラーに相談していい?現役教員が救われた体験談と2つのメンタル防衛術

毎日、目の前の子どもたちのために全力で駆け抜けている先生方、本当にお疲れ様です。

「授業準備もしなきゃいけないのに、トラブル対応が入って校務分掌が進まない…」

「やることが多すぎて、何から手を付けたらいいか分からない…」

パンクしそうになっていませんか?

真面目で責任感が強い先生ほど、「自分がマルチタスクをこなせないのが悪いんだ」と自分を責めてしまいがちです。

もくパパ
もくパパ

過去の自分がまさにそうでした。

とにかく後から後から仕事が降ってくるんですよね…

結論からお伝えすると、あなたが悪いわけではありません。教員の仕事量が、個人のキャパシティを超えているからです。

僕も複数のタスクを同時進行させるのが大の苦手。

病気休暇からの復帰直前、学校へ準備をしに行った日。

学校のスクールカウンセラー(SC)の先生が声をかけてくださいました。そのとき相談したことで、その霧がパーっと晴れるような経験をしました。

この記事では、教員が知っておきたいスクールカウンセラーの基本や連携のポイントに加えて、僕がSCの先生との出会いで救われた体験談、そして教えてもらった「心が限界を迎えないための防衛術」をシェアしたいと思います。

今すぐ実践できる考え方ばかりなので、ぜひ最後まで読んで心の余白を取り戻してください。

そもそもスクールカウンセラー(SC)とは?教員が知っておきたい基本

「スクールカウンセラーって、子どもや保護者が相談する場所でしょ?」

そう思っていませんか?当時の僕もそう思っていました。

まずは基本のところから整理しておきましょう。

スクールカウンセラーの役割

スクールカウンセラーとは、学校に配置される心理の専門家です。臨床心理士や公認心理師などの資格を持つ方が担っていることが多く、主に次のような役割を担っています。

  • 児童生徒本人の心理的な相談への対応
  • 保護者からの相談への対応
  • 教職員への助言やコンサルテーション
  • いじめや不登校など、学校全体で対応が必要な問題への支援

つまり、子どもや保護者だけでなく、教員に対する支援もSCの大切な業務のひとつなのです。

学校への配置の現状

スクールカウンセラーの配置は年々広がっており、多くの公立小中学校で、週に1回程度SCが来校する体制が取られています。ただし配置日数や勤務時間は自治体や学校によって差があり、「毎日いるわけではない」という学校も少なくありません。

SCの来校日や連絡方法は、事前に学校事務や管理職に確認しておくと、いざ相談したいときにスムーズです。

SCは子どもや保護者だけでなく「先生の味方」でもある

しかし、声をかけてくださったSCの先生はこう言ってくれました。

もくパパ
もくパパ

SCさんが教えてくれた言葉、今でも覚えています、、、!

『SCは子どもたちの対応が主と思われがちなんですが、実は先生方のメンタルを守ることも大事な仕事なんですよ。』

復帰直前だった僕は、すごく救われた気持ちになりました。張り詰めていた肩の力がスッと抜けました。

先生が倒れてしまっては、子どもたちを支えることはできません。先生が相談することは、何も間違っていないのです。

「何から手をつければ…」教員のマルチタスクで頭がパンクする理由

以下はSCさんが僕にかけてくれた言葉です。

同時進行が苦手なのは、あなたの能力不足ではない

教員の仕事は、信じられないほどのマルチタスクです。授業、ノートチェック、事務作業、児童指導、保護者対応……。これらを1日で並行してこなすことを求められます。

もしあなたが「次から次へと仕事が降ってきて、どこから手を付ければいいか分からない」と悩んでいるなら、それは決してあなたの能力不足ではありません。

人にはそれぞれ特性があります。

・同時進行させていくことが苦手

・でも、一つのことに力を集中させることは大得意

もくパパ
もくパパ

たしかに、あれもこれも同時にやろうとすると余計に頭が真っ白になります…

『もくパパ先生はたぶんこちらのタイプですね。「100」の仕事に「1」ずつエネルギーを使うのは難しいけど、「1」の仕事に「100」のエネルギーを注ぐことはできる。そんな感じです。』

こういった自分の特性を理解していないと、「あれもこれもできない自分」に落ち込んでしまいます。まずは「マルチタスクは誰にとっても難しいものだ」と知ることから始めましょう。

頭の容量を「100%」使って仕事をしてはいけない

私たちは無意識のうちに、頭の容量を100%フルに使い切って仕事をしています。しかし、学校現場は「不意打ち」の連続です。

・急な児童のトラブル対応

・自分の子どもの突然の発熱(家庭の事情)

・パートナー(奥さん)の体調不良

頭の容量100%の状態でこれらが起きると、一気にキャパオーバーを起こしてしまいます。

教員がメンタルを維持する方法。それは仕事のスキルを上げるだけでなく、常に心に「余白」を作ることです。

【体験談】限界を迎えた私が、元教員のスクールカウンセラーに救われた話

「先生を守るのも僕らの仕事」という心強い言葉

当時の僕は「スクールカウンセラーは子どもや保護者のためのもの」だと思い込んでいました。

しかし実際に相談してみると、その考えは大きく変わりました。

SCの方は、偶然にも「元教員」の経験をお持ちの方でした。そのため、普段の教員の過酷さ、大変さを痛いほど理解してくれました。

自分の「考え方の癖」を言語化してもらったら…

自分の中にあった「言葉にならないモヤモヤ」や「考え方の癖」を、先生が次々と綺麗な言葉で言語化してくれた時、心の中にあった霧がパーっと晴れていくような感覚を覚えました。

もくパパ
もくパパ

そうそう!それが言いたかったんです!

そう何度も頷いているうちに、自分がどれだけ無理をしていたかに気づくことができました。

心の余白を作るために。SCに教わった2つのメンタル防衛術

元教員のSCの先生から、教員が現場で生き抜くための具体的な「たとえ話(メンタル防衛術)」を2つ教わったのでご紹介します。

①自分の状態を「信号機」で可視化する

自分の心の中に「信号機」をイメージしてください。今、あなたの状態は何色でしょうか?

  • 青信号:元気いっぱい、何でもこなせる状態。
  • 黄色点滅:ちょっと疲れが慢性的になっている、要注意な状態。
  • 赤信号:今すぐ休むべき、限界の状態。

「今自分は黄色点滅だな」と自分で客観的に自覚しておくだけで、

「今日は定時で帰ろう」

「この仕事は明日に回そう」

と、自分自身にブレーキをかけることができます。

もくパパ
もくパパ

黄色信号の時のサインを見逃さないことが最も重要です!

僕の場合の黄色信号は、急な大きな音に異常にイラっとする、「あれもこれもやろう」というやる気が前面に出てくる、などです。

青から急に赤になることは少ないです。「いつもこうなった後、しんどくなるな」というものを見つけておきましょう。

②脳内に「USBメモリの空き容量」を常に確保する

頭や心の容量を、パソコンの「USBメモリ」のように捉えましょう。

常に100%フルで使い続けるのではなく、意識的に数割の「空き容量」を確保しておくのです。

もくパパ
もくパパ

まだできるけどやめておく。こういう感覚です。

特に一度メンタルを崩してしまった方は、以前よりも自分の「キャパ」が小さくなっていることが多いので要注意です。

この空き容量(心のゆとり)があるからこそ、急な児童のトラブルや、家庭での予期せぬ出来事(不意打ち)にも、慌てず冷静に対応できるようになります。

教員とスクールカウンセラーがうまく連携するためのポイント

一人で抱え込まないための「チーム支援」の視点

教員は「自分のクラスのことは自分で何とかしなければ」と考えてしまいがちです。

しかし、いじめや不登校、家庭環境が背景にある問題などは、教員一人で抱え込まずSCや管理職を含めたチームで対応することが子どものためにも先生自身のためにも大切です。

「相談する=自分の力不足」ではありません。専門家を交えて対応することは、子どもへの支援の質を上げる選択です。

情報共有で気をつけたいこと

SCとの連携では、次の点を意識すると信頼関係を築きやすくなります。

  • 児童本人の様子だけでなく、教員側が感じている困りごとや不安も具体的に伝える
  • 守秘義務があることを踏まえ、共有してよい情報の範囲を事前に確認する
  • 一度の相談で終わらせず、継続的に状況を報告し合う

こうした積み重ねが、学校全体での支援体制につながっていきます。

スクールカウンセラーに相談したいときの流れ

どんなタイミングで相談すればいい?

「相談するほどのことかどうか分からない」と迷う先生も多いと思います。目安としては、次のようなサインが出てきたときです。

・同じ悩みを何日も一人で抱え続けている

・イライラや不安が普段より強く続いている

・「なんとなくしんどい」が数週間続いている

信号機で言えば黄色点滅の段階で相談できると、赤信号になる前に心を守ることができます。

相談前に準備しておくと安心なこと

いきなり相談するのが不安な場合は、次のようなことを簡単にメモしておくと話しやすくなります。

・いつから、どんな場面でしんどさを感じているか

・すでに自分で試したこと

・SCに何を助けてほしいか(話を聞いてほしいだけでもOK)

完璧に整理する必要はありません。「うまく言葉にできないんですが…」から始めても大丈夫です。

よくある質問

スクールカウンセラーになるにはどんな資格が必要?

多くの場合、臨床心理士や公認心理師などの資格が採用の条件になっています。

自治体によって求める資格や経験年数の基準は異なるため、興味がある方は各都道府県・市区町村教育委員会の募集要項を確認するのがおすすめです。

教員からスクールカウンセラーへの転職はできる?

教員経験を活かしてSCへ転職する方も実際にいます。

ただし、先に触れたような心理系の資格取得が前提となるケースが多いため、大学院での学び直しや資格取得の準備期間が必要になることが一般的です。教員としての現場経験は、SCとして働く上でも大きな強みになります。

自分をいたわり、周りに頼りましょう。

教員という仕事は、自分の身を削ってしまいがちな職業です。でも、あなたが笑顔でなければ、子どもたちや家族を笑顔にすることはできません。

もし、日々のマルチタスクに追われ、心が限界を迎えそうなら、ぜひ一度学校のスクールカウンセラーの先生を頼ってみてください。

自分の特性を知り、言葉にしてもらうだけで、明日からの働き方がガラリと変わるはずです。先生の心にも、心地よい「空き容量」が生まれることでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

▶ 日々の気づきや適応障害のリアルな記録はnoteに書いています。

https://note.com/mokubre_mokupapa

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