結論、僕が適応障害になった理由は「小規模校での複数主任、複式学級の担任、そして2年半続いた壮絶な夜泣き対応」が重なり、心と体の限界を超えてしまったことです。
実際、文部科学省の調査によると、精神疾患を理由に休職する公立学校教員は年間7,000人を超えており、決して自分だけが弱いから、というわけではありません。
(出典:文部科学省「令和6年度公立学校教職員の人事行政状況調査」)
この記事では、その時の状況や、診断を受けるまでの心の動きを詳しくお伝えします。
教員が適応障害になる理由|「限界」は目に見えない

「教員だから」「親だから」という強い責任感が、自分の心からのSOSをかき消してしまいます。
・あの先生は子育てをしながら仕事もこなしている。
・ベテランの先生はこの「大変な時期」も乗り越えてきたはず。
小規模校での複数主任、複式学級の担任、さらに2年半に及ぶ壮絶な夜泣き対応。
当時の具体的な仕事の状況については、こちらの記事で詳しく書いています。
▶「教員と父親の両立」に限界を感じているあなたへ。仕事と育児で潰れないためのマインドセット。
これらが重なれば、個人の努力で耐えられる範囲を容易に超えてしまいます。

自分に甘いだけだ。
もっと頑張らないと。
当時ぼくはこう考えていました。
でも、ちょっと考えてみてください。
・そもそもの環境、構造に限界がある。
・自分の能力とは関係のないところで制限がかかる。
・頑張ってもどうしようもない。
このパターンは世の中に確実に存在します。
そんな時に無理に頑張って「壊れる」必要は全くありません。
「壊れる」前に「休む」。
これが家族や大切な人、そして自分を守ることに繋がります。
適応障害になったきっかけ|病院を受診すると決めた日

教材研究もままならず、家庭では夜泣きで睡眠不足。
職場でも家庭でも「逃げ場がない」という感覚に常に追われていました。
ある日妻が言ってくれました。

一度病院に行ってみた方がいいんじゃないかな。
それから、明らかに自分が普通の状態ではないと自覚し始めました。
・学校に行くのが怖い。
・人と話したくない、関わりたくない。
・家でもイライラしてしまう。
・朝や通勤中に動悸がする常に体が重く、倦怠感が抜けない。
当時の僕は、これも「乗り越えなくてはいけないこと」「いつかは乗り越えられること」だと考えていました。
でもそうではなかった。
すでに限界は来ていました。
上記のような症状が続く場合、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
受診することを決め、校長先生に泣きながら電話しました。

「自分に甘いだけだ」と言われたらどうしよう。。。
自分が休むことになったらクラスの子たちは?行事はどうする?
これは「逃げ」じゃないのか。
心の中を「不安」が支配していました。
でも、もしかしたら助けてくれるかもしれない。
楽になれるかもしれない。
そんな気持ちだったことを覚えています。
診断結果は「適応障害」だった

「適応障害」と診断され、2か月間の病気休暇(いわゆる休職)を取得することになりました。
「適応障害」は気合で何とかなるものではありません。
医療機関を受診するということは「弱い」わけではなく、自分を取り戻すための「勇気ある一歩」だと僕は思います。
正直ショックもありました。自分は「病気」だったのかと。
でも、それと同時に

ああ、やっぱり自分はもう限界まで来ていたんだ。。。
病院に来てよかった。
と思いました。
少し救われたような気持ちになったのを覚えています。
「自分を守れるのは自分しかいない」と気づいた瞬間

診断が出た日、妻とリビングで話したのを覚えています。
そのときにふと出た本音。

俺のことは誰が守ってくれるんだろう。
って思ってたんだ。
妻を、わが子を、クラスの子どもたちを、教員という立場を。。。
守らないといけない。
でも自分が壊れそうで、崩れそうな今。
自分を守ってくれるのは誰なんだろう。
いつの間にか僕は「自分」を守ることができなくなっていたんです。
壊れてからでは遅いんです。
適応障害で限界を感じ「休む」ことに悩んでいるあなたへ
・そもそもの環境、構造に限界がある。
・頑張ってもどうしようもないことはある。
あなたは十分頑張りました。
自分を守るために立ち止まっていい時です。
「休むこと」は「逃げ」ではありません。
次のステップへ進むために必要な「休息」です。
この記事で伝えたいこと

まずは自分を責めずに、ここまで頑張った自分を褒めてあげてください。
誰も悪くないんです。
あなたが倒れてしまったら、取り返しのつかないことになります。
今守ろうとしている大切なものを、守れなくなってしまいます。

一度立ち止まって休んでいいんです。
あなたが笑顔で過ごすことが、周りの人たちの笑顔にもつながります。
2,3か月休暇を取ったとしても、「人生」で考えれば、ちょっとした休憩くらいなものです。
休暇中の過ごし方についてはこちらの記事に詳しく書いています。
ぜひ読んでみてください。
▶適応障害の教員が病気休暇中に気づいたこと。人生のハンドルを握り直すための過ごし方。
※適応障害は医師の診断が必要な病気です。この記事は私自身の体験談であり、症状や対応には個人差があります。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。



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