この記事を書いた理由

教員”なのに”、子どもに怒鳴ってしまった。
仕事から帰ると、もう何もできない。
妻に申し訳ない。でも限界だ。
そんな思いを抱えていませんか?
小学校教員8年目、2児のパパである僕も、全く同じでした。
複式学級の担任、複数の主任業務、片道1時間の通勤。
そこに2年半に及ぶ子どもの夜泣きが重なった時、仕事も家庭も、全部崩れかけました。
この記事では、そのリアルな経験と、そこから気づいたことをお伝えします。
「両立できない自分はダメだ」と思っている方に、伝えたいことがあります。
誰も悪くないんです。
「仕事と家庭の両立ができない」は当たり前だった

教員という仕事の特殊性
まず知っておいてほしいことがあります。
教員という仕事は、構造的に「家庭との両立が難しい職業」だということです。
授業の準備・学級経営・保護者対応・会議・行事の運営。
これらが全部、定時内に収まることはほぼありませんよね。
さらに僕の場合
- 小規模校特有の複式学級(2学年同時に授業)
- 体育主任・情報教育主任・生徒指導担当の兼任
- 片道1時間の通勤
このような状態でした。

「教員は子どもが好きなら続けられる」
そういう言葉を聞くたびに、当時の僕は苦しくなっていました。
好きとか嫌いじゃない。
物理的に時間と体力が足りないんです。
父親への期待と現実のギャップ
帰宅したら子どもと遊びたい。
妻の話を聞きたい。
家族の時間を大切にしたい。
でも現実は、帰宅後あとは寝るだけの状態。
遊ぶ力が残っていないこともあれば、子どもはもう寝ているときもありました。

パパ、遊ぼう!
パパ、もっと早く帰ってきてよ!
この言葉に応えられないことが辛かった。
この「理想と現実のギャップ」が、じわじわと自己肯定感を削っていきます。
「父親失格じゃないか」と思い始めると、仕事でも家庭でも空回りするようになっていきました。
両立できない自分を責めていた
「教員なのに、余裕がない」
「あの先生は同じ状況でもちゃんとやっている」
「自分の努力が足りないだけだ」
当時の僕の頭の中は、ずっとこういう言葉でいっぱいでした。
でも今なら分かります。
それは事実じゃなかった。
環境と状況が、個人の努力の限界をとっくに超えていただけでした。
仕事が崩壊していった【実体験】

複式学級×複数主任×片道1時間
複式学級だったので、毎日2学年分の教材研究に授業準備。
体育的な行事の準備や報告書の作成。
とにかく時間が足りません。
それに加えての夜泣き対応での睡眠不足。
判断力がどんどん低下していたのでしょう。
今ではそう思います。
授業の質が落ちていく恐怖
当たり前のように授業の質は低下。
クラスの子への指導、対応もぐちゃぐちゃ。
教員としての自信を失っていく毎日でした。

何のために教員になったのだろう。。。
自分は教員に向いていないのだろうか。。。
いつもそんな思いでいました。
家庭が崩壊しかけた日【実体験】

妻からの電話
こんなことがありました。
帰宅途中の車の中で、妻からの電話。
出てみると、聞こえるのは家族全員の泣き声でした。
「もう無理!なんで私だけ我慢しなきゃいけないの!?」
妻も限界でした。
この時、家族を追い詰めていた2年半に及ぶ壮絶な夜泣きの記録はこちらです。
▶【夜泣き体験談】2年半続いた絶望の日々。イライラと自己嫌悪の先に見つけた「やり過ごす」最強のメンタル術
もうなんでしょうね。
体の力が全部抜けて、僕の中の何かが「ガラガラ」と音をたてて崩れるのが分かりました。

家族全員の泣き声を聞きながらの1時間。
人生で一番辛い時間でした。
人生で一番辛かった1時間
もう何もかも無理だ。
ただただ、無力。
今すぐ家族を笑顔にしたいのに。
どう頑張っても家まで1時間はかかる。

家族全員の泣き声を聞きながらの1時間。
人生で一番辛い時間でした。
気づいたこと「誰も悪くない」
あなたが今苦しいのは、あなたの仕事に、子育てに問題があるわけではありません。
一度今の状況を整理しましょう。
- 自分が置かれている環境
- 仕事の状態(任されている業務)
- 業務量
- 子どもの様子、年齢(手のかかる時期など)
- 自分の精神状態
現状は、このような「いろんな要素のかけ算」で成り立っています。

この「いろんな要素のかけ算」の「答え」が同じになる人は世界中どこにもいません。
あなたの今のしんどさはあなたにしか分かりません。
だから「正解」なんてものは無いんです。
前の記事でも述べたように、夜泣きに解決策は無いと思います。
自分にできることがあるとすれば
完璧主義を捨てること。
「誰も悪くないんだ」と早く理解すること。
仕事と育児と夜泣き対応を完ぺきにこなせる人なんていないんです。
完璧主義を捨てましょう。
「誰も悪くないんだ」と早く理解しましょう。
そうすれば心に余白が生まれ、結果として家族の笑顔につながるはずです。
両立できなくて苦しいあなたへ【具体的な対処法】

①完璧主義を手放す
「教員として完璧に」「父親として完璧に」
この二つを同時に目指すことは、物理的に不可能です。
まず、この前提を受け入れることが大切。
完璧じゃなくていい。
授業が100点じゃなくていい。
夕飯が手作りじゃなくていい。
子どもと毎日遊べなくていい。
「今日できたこと」に目を向けていきましょう。

- 今日も無事に帰って来られた
- ご飯を一緒に食べることができた
- 子どもやパートナーに「おやすみ」って言えた
それだけで120点満点!です!
②「やり過ごす」という選択肢を持つ
夜泣きの記事でも書きましたが、「解決」できないこともこの世の中にはあります。
そういう時に有効なのが「やり過ごす」という考え方です。
解決しようとしない。改善しようとしない。ただ、今夜をやり過ごす。
これは諦めではありません。
「今は嵐の中にいる。嵐は必ず過ぎる」
そう思えるだけで、今夜を乗り越えられる力が生まれます。
③助けを求めることは弱さじゃない
「自分でなんとかしなければ」
この思い込みが、一番危険です。
「しんどいんです」と伝えるだけで構いません。
- 職場の同僚や管理職に相談してみる
- 妻に「もう限界なんだ」と正直に伝える
- 学校に勤務しているSCさんに話を聞いてもらう
これは弱さではありません。

僕が3度の休職を経験して、一番後悔していることの一つが
「もっと早く助けを求めればよかった」
ということです。
限界が来てからでは遅いです。
今、苦しいなら、誰かに話してください。
少しだけ、心が楽になるはずです!
明日から「しんどい」と感じた時にこの行動をとってみてください。
- 完璧主義を手放す:「今日は60点でいいや!」と声に出してみてください。
- 「やり過ごす」と言う選択肢を持つ:感情を「無」にしてとにかく早く帰る。
- 誰かに助けを求める:「今、ちょっとしんどいんです」それだけ伝えるだけで十分です!
まとめ:あなたはすでに頑張っている

仕事と家庭の両立ができない。
それはあなたの能力の問題でも、努力が足りないからでもありません。
環境と状況が、個人の努力の限界を超えているだけです。
誰も悪くないんです。
完璧主義を手放して、「やり過ごす」ことを自分に許してください。
そして苦しくなったら、誰かに話してください。
「弱いままでも、変われる」
僕はそう信じています。
自分が適応障害を発症した時の話はこちらです。
▶教員が適応障害になる理由とは?「休むのは逃げ」と責めていた僕が病気休暇を決めた話
最後まで読んでいただきありがとうございます。
▶ 日々の気づきや適応障害のリアルな記録は
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→ https://note.com/mokubre_mokupapa
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