教員の「演技力」で子どもの自己肯定感を伸ばす方法


うちのクラス、当たり前のことができている子が多いんです!
けど、それってわざわざ褒めるほどのことでもないですよね?

ちょっと待てーい!笑
実はそれ、大チャンスです。
「言葉」だけじゃなかなか伝わらないので、先生の演技力をフル活用して、子どもたちに「凄さ」を伝えてあげましょう!
こんにちは、もくパパです。
教員歴の中で、僕がずっと大切にしてきたことがあります。
それは「当たり前にできていることを、当たり前で終わらせない」ということです。
廊下で静かに並んで待っている。授業の準備がきちんとできている。全員でなくても、一人でもいい。こうした場面に出会ったとき、僕はいつも大げさに感動してみせます。
今日は、その理由と具体的な方法についてお話しします。
なぜ先生には演技力が必要なのか

子どもたちが当たり前のことをきちんとできているとき、多くの先生は「すごいね」「えらいよ」と声をかけると思います。もちろんそれ自体は間違っていません。ただ、その言葉だけで終わってしまうのは、少しもったいないと僕は感じています。
なぜなら、当たり前にできていることの価値は、子ども自身にはなかなか実感しにくいものだからです。言葉で伝えるだけでは、右から左へ流れていってしまうことも少なくありません。
だからこそ僕は、演技という手段を使います。役者になったつもりで、大げさにリアクションを取るのです。
「すごいね」だけでは伝わらない理由
言葉というのは便利な反面、繰り返し使われるうちに軽くなっていきます。「すごいね」「えらいね」という言葉を毎日聞いていると、子どもたちにとってはただの決まり文句になってしまうこともあります。
一方で、先生が本気で驚いたり、感動したりしている姿を見せると、子どもたちの受け取り方はまったく変わります。
「先生がそこまで喜んでくれるなんて、自分たちは本当にすごいことをしたんだ」
と、実感として心に残るのです。
もくパパが実践している演技テクニック集

ここからは、僕が実際に教室で使っている演技のパターンをいくつかご紹介します。
どれも特別な道具や準備は必要なく、今日からすぐに真似していただけるものばかりです。
感動して涙する演技
子どもたちが当たり前のことをきちんとやり遂げている場面で、僕はよく涙ぐむふりをします。

ちょっと待って、涙が出てきた…
そう言いながら後ろを向いたり、指で涙を拭う真似をしたり…。
すると子どもたちは驚きながらも嬉しそうな表情を浮かべ、「先生がここまで感動するくらい、自分たちはすごいことをしているんだ」と感じてくれます。

大げさに「凄ーい!みんな!」って言うより、
静かに泣いてる方がインパクト強いです。笑
鳥肌が立ったと伝える演技
涙以外にも、鳥肌が立ったという表現もよく使います。

うわ、鳥肌立った!今の見た?
腕をさすりながら大げさに驚いてみせると、子どもたちは自分の行動を誇らしく思ってくれるようです。
表現のバリエーションを持っておくと、マンネリ化を防げるのでおすすめです。
他の先生に自慢げに報告する演技
もし近くに他の先生がいれば、その場でわざと伝えることもあります。

○○先生見てください!
僕、感動して泣いちゃいました。。。
第三者に伝える演技を挟むことで、子どもたちの中で「自分たちのしたことは、他の大人にも伝わるくらい価値のあることなんだ」という実感がさらに強まります。
演技のバリエーションを複数持っておくことで、子どもたちを飽きさせずに続けられます。
涙、鳥肌、第三者への報告など、状況に応じて使い分けてみてください。
演技をするときに意識している3つのポイント
演技を教室で使う際、僕がいつも意識していることを3つご紹介します。
対象は当たり前のことでいい
派手な成果や特別なイベントである必要はありません。
並んで待つ、準備をする、時間を守る。そうした地味で当たり前のことこそ、演技で光を当てる価値があります。
全員でなくても一人でも効果がある
クラス全員が完璧にできている必要はありません。理想はもちろん全員ですが、一人でもきちんとできている子がいれば、そこに向けて演技をすることに意味があります。
「あの先生またやってる」と思われてもよし
正直なところ、子どもたちから「先生またやってるよ」と思われることもあるでしょう。
ですが、それはそれでかまいません。
ニコニコしながら「あの先生」を見たい子どもたちが、一生懸命に行動している場面が必ず見られるはずです。
演技が子どもたちにとって、ちょっとした楽しみになっているのであれば、それは成功している証拠です。
演技力がもたらす子どもの変化
自己肯定感が育つ理由
先生が本気で喜んでくれる、感動してくれるという経験を繰り返すことで、子どもたちは自分の行動に自信を持てるようになります。
これは、自己肯定感の土台を育てる上でとても大切なプロセスだと感じています。
見てもらえているという安心感
演技を通じて先生が自分たちの行動にしっかり反応してくれると、子どもたちは「自分は見てもらえている」という安心感を得られます。
この安心感が、日々の教室での前向きな行動につながっていくのです。
まとめ|先生は最高のエンターテイナーであれ

とにかく、演技していけない場面は一つもないと僕は思っています。役者になったつもりで、大げさにリアクションを取ってみてください。
子どもに自分自身のできていることを実感してもらうために、先生自身が最高のエンターテイナーになる。それが、僕が日々の教室で大切にしていることです。
ぜひ明日からの教室で、少しオーバーなくらいの演技を試してみてください。子どもたちの表情が、きっと変わるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
僕が学級経営で意識していることを書いた記事はこちらです。
▶教員の声かけ、「えらいね」で終わっていませんか?自己有用感を育てる学級経営のコツ
▶ 日々の気づきや適応障害のリアルな記録はnoteに書いています。
→ https://note.com/mokubre_mokupapa
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