①この本を読んだ理由

本屋さんでたまたま見かけた時、
「東大生、京大生が読みたい本No.1!」
みたいな見出しを見て即買いしました!笑

ミーハーです!笑
「『思考を整理する』って言葉では簡単に見えるけど、実際どうすればいいの?」
「なんだかいつも考え事をしていて頭がモヤモヤする…」
こんな人におすすめです。
②本の基本情報
- タイトル:「思考の整理学」
- 著者:外山 滋比古
- 出版社:ちくま文庫
- 購入リンク:
③この本を一言で言うと
「グライダー人間から脱却するにはどうすればよいのか」という視点で一貫して書かれている本です。
この本の中では、「自分の頭で考えて行動できる(自分で飛ぶことができる)人材」を「飛行機人間」。
「自分で考えず、言われた通りにこなす(風や後押しが無いと飛べない)人材」を「グライダー人間」と定義しています。
コンピューターが登場するまでは人間は
「知識が多ければ多いほどいい」
「たくさんのことを記憶して忘れない人が優秀な人材」
とされてきました。
ですが近年、AIの発達からも分かるように上記のことは全て「人間でなくてもできる時代」になりました。
だから、「知識を基に、自分の頭で考えて飛ぶことができる飛行機人間」にならなければならない。
本書ではそう語られています。
④学びのポイント

ポイント①気づきはメモし、「寝かせて発酵させる」
本の内容:
この本ではとにかく、気づいたことはその場でメモすることが重要だと繰り返し述べられています。
その「気づき」はおそらく、もう浮かんでくることは無いからです。
『記録しておく。これが解決法である。書き留めてある、と思うと、それだけで、安心する。それでひととき頭から外せる。しかし、記録を見れば、いつでも思い出すことができる。考えたことを寝かせるのは、頭の中ではなくて、紙の上にする。』
気づきを即メモするメリット
- 自分の大切なアイディアを残しておける
- 紙にアイディアを「移す」ことで脳に「余白」が生まれ、新しい思考が生まれやすい
『思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。思考を生み出すのにも、寝させるのが必須である。』
寝かしていたアイディアはあることをきっかけに、もっと素晴らしい、具体的なものになる瞬間がやってきます。
これが本書で言われる「発酵」です。
『どんなにいい素材といかにすぐれた酵素とが揃っていても、いっしょにしたらすぐアルコールになるということはありえない。寝かせる時間は人それぞれだがビールができる瞬間は誰にでもわかる。わくわくする。』
気づきをメモする(寝かせる素材)→何かしらのきっかけが起こる(酵素)→寝かせていたアイディアが発酵し、価値のあるアイディアになる(ビールになる)
このような流れで「価値のあるアイディア」は生まれていきます。
自分の考え:
「寝かせていたアイディアが発酵を終えてビールになった瞬間」
僕はこれを実際に感じたことがあります。
2024年ごろ、「適応障害」で病気休暇中の時でした。
ふと頭に、
「同じように苦しんでいる人たちが、お互いの話を聞きあえるコミュニティを作る事業はできないか」
というアイディアが浮かびました。
大したことではありませんが、自分が思ったことをその場にあった紙に書き殴ったことを覚えています。

このとき、「気づきをメモして寝かせた」状態になったわけです。
それから時は経ち2026年。
同じく「適応障害」で病気休暇を取得しました。
自分の想いを発信する場として「note」を始め、同じように闘っている人たちがいることを知った時、ふとこう思いました。
「そういえば2年くらい前に考えていたことがあったな」
これが今僕が進めている「適応障害を経験した僕がコーチング事業をする」というアイディアのもとになりました。
2年の時を経て、雑多なアイディアが発酵を終え、ビールになったわけです。
2年前にメモしたことが、まさかこんな形で具体性を帯びるとは思っていませんでした。
今は、日々の気づきを「Notion」に記録しています。
「思いついたときに寝かせたアイディアと再会できた経験」
これがあるから、日々の気づきの大切さを痛感しているんです。

みなさんもぜひ、小さい気付きでも「とにかくメモする習慣」をおすすめします。
ふとしたことをきっかけに、おいしいビールが出来上がるかもしれませんよ!
ポイント②「選択的忘却」忘れる力が人間の最大の武器
本の内容:
この本で衝撃だったのが「忘れること」の大切さです。
ただ忘れるのではありません。
自分の「軸」「価値観」をしっかり持つことで「選択的忘却」ということを、無意識化のうちに行うことができるのです。
『さきにも述べたが、忘れられるのは、さほど価値のないことがらである。すくなくとも、本人が心の奥深いところでそう考えているものは忘れるともなく忘れる。いかに些細なことでも、興味、関心のあることは決して忘れたりはしない。忘れるとは、この価値の区別、判断である』
『思考の整理とは、いかにうまく忘れるか、である。』
自分の考え:
まずお伝えしたいのが、「知識を取り入れることは悪いことではない」ということです。
大切なのはそのあと。
ただ知識を詰め込むだけならコンピューターが代わりにしてくれます。
知識を取り入れる→必要な部分以外はさっさと忘れる→空いたスペースにまた新たな有用な知識を取り入れる
この繰り返しが大切なのです。

食べ物を消化することに近いですね!
食べ物を食べる→栄養は摂取し、いらないものは排泄する→お腹がすいたら食べる
このような好循環に入ることが大切です。
「賢く忘れる」ために必要なこと
- 自分の中でこれは大切だ、という軸、価値観を持つこと
- 紙に書き出す、もしくは頭ではないどこかに場所を移すこと
こうすることで頭に考えるだけの余白ができ、いいアイディアが生まれやすくなります。
結果として「飛行機人間」に近づけるわけです。
ポイント③いい考えが浮かびやすい「三中」
本の内容:
この本の中ではいい考えやアイディアが浮かんでくる「三つの中」があると紹介されています。
それが
「無我夢中」「散歩中」「入浴中」
の三つです。
自分の考え:
僕が特に共感できたのは「散歩中」ですね。
本書では短い時間の散歩ではあまり効果は無く、1時間以上ただただ歩き続けるのが良いとされています。

僕は最近、「夜散歩」が習慣になっています。
歩いていると「ゾーン」に入って、いろんなアイディアが浮かんだり、解決法が浮かんだりすることが確かにあります。
入浴もおすすめ。
心地いい空間に身を置き、「ボーっとする時間」は頭にとっても心にとっても必要不可欠な時間です。
5 実践してみたこと/変わったこと
気づきをメモする習慣は2026年6月ごろに始めました。
残し方はスマホでのフリック入力や音声入力です。
とにかくすぐメモできるように、メモアプリや「Notion」アプリをスマホのすぐに指が届く位置に配置しています。
この習慣を始めたことで、「気づきの大切さ」を実感できました。
今までの気づきと、今まさに生まれた気づきが結び付く瞬間もあります。
とにかく、忘れないうちにメモするようにしています。
同様に、「紙に書き出すこと」も頭を整理するには有効です。そのことについてはこちらの記事に書いています。
▶『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』を読んで気づいた「メモ書き」の威力 ~頭の中をすっきりさせたい人におすすめ~
浮かんだ考えは頭に置いたままだと「考えるために必要なスペース」を圧迫してしまいます。
早く外に出してあげるのが大事です。
⑥こんな人におすすめ
「頭のモヤモヤが晴れない」
「自分の考えを整理したいがうまい方法が思いつかない」
こんな人におすすめです。
文章の書かれ方が端的で分かりやすく、頭にすっと入ってきます。
「発酵」の話もたとえが秀逸すぎて

なるほど~!
って声に出ました。笑
そんなに長くないので、初めて本を買ってみるという方にもおすすめできます。
⑦まとめ

ポイントのおさらい
- ①気づきはメモし、「寝かせて発酵させる」
- ②「選択的忘却」忘れる力が人間の最大の武器
- ③いい考えが浮かびやすい「三中」
あなたは「グライダー人間」でしょうか。
それとも「飛行機人間」でしょうか。
AIが急速に発展している現代。
自分の頭で考え、行動できない人はAIに「使われる側」になっていくでしょう。
「自分の頭で考えて行動する」ことの大切さを再認識できる本です。
ぜひ読んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
▶ 日々の気づきや適応障害のリアルな記録は
noteに書いています。
→ https://note.com/mokubre_mokupapa
フォローしていただけると泣いて喜びます。



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