「今の仕事を休みたいけれど、お金のことが心配で踏み切れない……」
「もし長期間休むことになったら、家族の生活はどうなってしまうんだろう……」
心身の限界を感じているとき、何よりも不安なのは「お金(収入)」のことですよね。
僕も適応障害で病気休暇を取得する前は、全く同じ不安を抱えていました。
しかし、実際に制度を利用してみて思いました。

教員の福利厚生ってこんなに手厚いんだな!
とりあえず「お金」の心配はしなくてよさそうだな。
この記事では、「病休制度とお金」の仕組みについて分かりやすく解説します。
休暇の期間や給与などに関しては、各自治体によって多少違いがある可能性があります。
気になる時は所属先の担当の方にも確認してみましょう。
この記事を読めば、経済的な不安が解消され、安心して「自分を守るための休息」に専念できるはずです。
結論:給料の心配はなし!教員の福利厚生は想像以上に手厚い

結論から言うと、教員が病気で休む際、いきなり収入がゼロになる心配はほぼありません。
教員にはしっかりとした福利厚生が整っており、段階的に手厚いサポートを受けることができます。
「お金の心配がない」ということは、メンタルの回復において非常に大きなメリットになります。
もし今、「もう限界だけど、生活のために働かなければ」と追い詰められているなら、まずは制度を知ることから始めてみましょう。

教員の仕事は大変ではありますが、その分、国や自治体の制度によってしっかり守られています。
立て直す時間はしっかり確保できますから、安心して下さい!
教員が病気で休む場合、主に以下の3つのステップで保障を受けることができます。
① 病気休暇(最大90日間・給与100%支給)
まず利用するのが「病気休暇」です。
- 期間: 最大90日間(※自治体により異なります)。
- 給与: 全額支給されます(※一部の手当を除きます)。
- 注意点: 1週間を超える申請には、医師の診断書が必須です。
この期間は、実質的に「給与をもらいながら休める期間」です。

僕はこの「病気休暇」の制度を利用し、1度目と3度目は1ヶ月。2度目は2ヶ月休みました。
先生と職を失う心配も、給与が減る心配もありません。
病気休暇を取ることが決まったときの話も記事に書いていますのでぜひ読んでみてください。
▶教員が適応障害になる理由とは?「休むのは逃げ」と責めていた僕が病気休暇を決めた話
相談しやすい心療内科を見つけておくと安心です。
心の状態がくないときには、養護教諭やSCさん、管理職に相談してみましょう。
その地域でおすすめの病院などの情報を教えてくれることもあります。
② 病気休職(最大3年間・給与8割支給)
休暇期間を過ぎても回復しない場合は「病気休職」に切り替わります。
- 期間: 1年ごとに更新し、最大3年間の身分が保証されます。
- 給与: 給与の8割程度が支給されます。
全額ではなくなりますが、生活を維持するには十分な額が確保されます。
③ 傷病手当金(最大1年6ヵ月・給与の3分の2支給)
もし給与の支給期間が切れてしまっても、共済組合に入っていれば「傷病手当金」が受給できます。
- 期間: 最大1年6ヵ月。
- 支給額: 標準報酬日額の約3分の2。
こう見ると、
「すぐに収入が0になるのではないか…」
「家族を養っていけなくなるのではないか…」
こんな不安は無くなると思います。

自治体によっては、お休みの期間によって「復帰・復職プログラム」というものもあります。
いきなり今まで通り働くのではなく、負担を調整しながら徐々に現場に慣れていくことを目的としたものです。
ボーナス(期末手当・勤勉手当)はどうなる?

給与とは別に心配になるのがボーナスですよね。僕も実際、出勤日数に応じて減額された経験があります。
公務員のボーナスは「期末手当」と「勤勉手当」の2つで構成されており、扱いが大きく異なります。
「病気休暇中」のボーナス
病気休暇の段階では、ボーナスは基本的に支給されますが、休んだ期間が長いほど、出勤日数に応じて減額される仕組みになっています。

自分も出勤日数で減額された実感があります。
給与は全額出ても、ボーナスは少し減る、という感覚でしたね。
「病気休職中」のボーナス
休職に入ると、期末手当と勤勉手当でさらに扱いが分かれます。
- 期末手当:休職期間に応じて一部減額されるが、支給される。
- 勤勉手当:休職中に基準日(6月1日・12月1日)を迎えると支給対象外になる。
ボーナスのうち「勤勉手当」は、休職中に基準日を迎えると支給されない可能性が高いです。
給与とは別に、ボーナスの仕組みも事前に知っておくと安心です。
※支給割合の詳細は各自治体ごとの条例で異なります。正確な金額は所属の人事課・共済組合に確認してください。
「しゃがみ込む時間」は、次のジャンプのために必要

「休むことは逃げだ」と感じてしまうかもしれません。
しかし、今の時間は「次のジャンプのためにしっかりしゃがみ込むための時間」です。
経済的な不安を抱えたままだと、心は落ち着いて療養できません。
僕は実際に制度を利用して、本当に手厚いと感じました。
自分を守れるのは自分しかいません。
潰れるまで働いても、だれも責任を取ってはくれないんです。
だからこそ、制度を賢く使って、まずは自分の心と体を整えることに専念しましょう。

辛いのを我慢して続けることが重要なのではありません。
家族を、自分を守るための選択をすることができることが重要なんです。
「休む」というのは「責任ある行動」なんです。
まずは不安を取り除き、療養の準備を

教員の病休制度は、私たちが思う以上に私たちを守ってくれます。
- 病気休暇は90日間、給与100%支給
- 病気休職は3年間、給与8割支給(身分保証あり)
- 共済組合による傷病手当金のサポートもある
- ボーナスは「期末手当」と「勤勉手当」で扱いが異なる
どうしても今の仕事がしんどいなら、病気休暇や休職を取得することをおすすめします。

僕は「病気休暇を取得する」という決断をして本当に良かったと思っています。
あのまま仕事を続けていたら、今の自分は無いからです。
辛かった時のことはこの記事に書いています。
▶「教員と父親の両立」に限界を感じているあなたへ。仕事と育児で潰れないためのマインドセット。
まずは不安を取り除き、しっかりと療養できる準備を整えましょう。
詳細については、お住まいの自治体の規定や、加入している共済組合に問い合わせてみてください。
人生はまだまだ長いです。
一度休憩してみませんか。
僕が適応障害で休職中の間の過ごし方を書いた記事はこちらです。



コメント