「パパって、じいじに似てるね」と言われて気づいた、理想の父親の姿

「理想の父親になりたい」
そう思って、毎日仕事に家事に育児に、一生懸命がんばっていませんか?
子どもにとってかっこいい父親でいたい、立派な背中を見せたいと意気込むほど、肩に力が入ってしまうこともありますよね。

子どもに尊敬されるような“理想の父親”になりたいけれど、具体的にどう振る舞えばいいのか分からなくて焦ってしまいます。

その気持ち、すごくよく分かります。
実は僕も、理想の父親像に縛られて空回りしていた時期がありました。
ですがある日、子どもから

パパって、じいじに似てるね!
と言われたことをきっかけに、自分の中の「理想の父親」のイメージがガラリと変わったんです。
この記事では、僕自身の体験談や小学校教員としてたくさんのご家族を見てきた視点を交えながら、子どもから愛され尊敬される「理想の父親」について解説します。
完璧を目指すのをやめて、あなたらしい父親像を一緒に見つけていきましょう。
完璧な「理想の父親」を目指して空回りしていた日々

「立派なお父さん」になろうと肩に力が入っていた
子どもが生まれてから、僕の中にはずっと
「理想の父親にならなければならない」
という強い思いがありました。
仕事も真面目にこなし、家事や育児も完璧にこなし、子どもにはいつでも正しい背中を見せる。そんな「完璧で立派なお父さん」を目指していたのです。
しかし、現実は甘くありません。
仕事で疲れている時に子どもが言うことを聞いてくれないと、つい強い口調で怒ってしまうこともありました。

指示や命令のような口調が増え、自己嫌悪に陥る日々。。。
悪循環でした。
子どもから言われた「じいじに似てる」の一言の衝撃
そんなある休日、家族でご飯を食べている時に、子どもがふと僕の顔を見て言いました。

パパって、なんだか『じいじ』に似てるよね
その言葉を聞いた瞬間、ハッとしました。
僕の実家の父親(子どもにとってのじいじ)は、昔から口数が少なく派手さはありませんが、いつも家族を静かに見守ってくれる温かい存在でした。
自分では「立派で完璧な父親」を目指して必死になっていたつもりでした。
ですが、子どもが感じ取っていたのは、僕の根底にある「父親(じいじ)譲りの穏やかさや雰囲気」だったのかもしれません。
素の自分に目を向けてもらえた気がして、なんだか温かい気持ちになりました。
「じいじ」の姿から学んだ、子どもに尊敬される父親の共通点

1. 感情的に怒らず、いつも穏やかに受け止めてくれる
僕の父親を思い返してみても、大声で怒鳴られた記憶はほとんどありません。どんな時も感情的にならず、こちらの話を最後までじっくり聞いてくれる存在でした。
子どもにとって安心できる父親とは、威厳がある父親ではなく、「自分の気持ちをいつだって優しく受け止めてくれる父親」です。
感情の起伏が激しくない穏やかさこそが、子どもの心に強い安心感と信頼感を育みます。
2. 子どもの「やりたい!」を温かい目で見守ってくれる
子どもが新しいことに挑戦しようとした時、頭ごなしに否定せず「やってごらん」と応援してくれる姿勢も重要です。

これ、難しいですよね。。。
時間がないとつい焦ってしまったり。
毎回ではなくてもいいので「ここぞ」と言うときは、思い切り任せてみるのもいいですね。
自分の価値観を押し付けるのではなく、子どもの興味や意思を尊重して温かく見守る。
いざという時にはしっかりフォローしてくれるという圧倒的な味方感があるからこそ、子どもは父親を心から頼りにし、尊敬するようになります。
3. 完璧さではなく「包容力と安心感」がある
子どもが求めているのは、仕事が完璧にできる父親でも、何でも知っている万能な父親でもありません。
家庭の中に「自分を丸ごと受け止めてくれる居場所」を作ってくれる包容力です。
失敗した時に責めるのではなく、「大丈夫だよ」と包み込んでくれる安心感こそが、理想の父親像の根幹にあります。
競合や世間が考える「理想の父親」と本当に大切なこと
世間でよく言われる「尊敬される父親の条件」とは?
一般的に「理想の父親」や「尊敬される父親」として挙げられる要素には、以下のようなものがあります。
- 子どもの話をしっかり聞く「聞き上手」である
- 頭ごなしに叱らず、落ち着いて理由を説明する
- 子どもと一緒に全力で遊ぶ
- 自分の頑張る姿や背中を見せる
- 妻(パートナー)を大切にし、感謝を伝える
どれも素晴らしいし、意識したいポイントばかりです。
しかし、これらすべてを一度に完璧にこなそうとすると、以前の僕のように疲れ果ててしまいます。
最も大切なのは「家族を大切にする姿」を見せること
世間の条件の中で、僕が教員としての経験からも最も重要だと感じるのは「パートナー(妻)を大切にすること」です。
父親が母親を尊重し、日頃から感謝の言葉を掛け合っている家庭では、子どもも自然と安心して過ごすことができます。
子どもにとって最高のプレゼントは、両親が仲良く笑い合っている穏やかな家庭環境そのものです。
完璧なお手本になろうとする必要はありません。家族を愛し、大切にしている姿をそのまま見せることが、結果として子どもからの尊敬に繋がります。
【教員パパ直伝】今日からできる「じいじのような温かい父親」に近づくコツ

子どもとの関わり方:話を聞く時は「作業の手を止める」
子どもが話しかけてきた時、スマホを見ながらや作業をしながら「ふんふん」と聞いていませんか?
ほんの数十秒で構いません。手を止め、子どもの目を見て話を聞く時間を作ってみてください。

「一人の人間として尊敬する」
「話をしっかりと聞く」ことは教育上本当に大切なことです。
「自分の話をちゃんと聞いてくれた」という感覚が、子どもの自己肯定感を高め、父親への信頼感を育てます。
叱る時のポイント:自分の機嫌で怒らず、理由を優しく伝える
仕事で疲れている時や時間がない時、つい自分の機嫌で子どもを強く叱ってしまうことがありますよね。
叱る時は「感情を発散させるため」ではなく「子どもに教えるため」であることを意識しましょう。
人格を否定するような言葉は避け、「なぜそれが良くないのか」を短い言葉で落ち着いて伝えることが大切です。
夫婦の関わり方:パートナーへの感謝を素直に言葉にする
「いつもありがとう」「助かったよ」という一言を、意識して口に出して伝えましょう。

子どもは親のやり取りを驚くほどよく見ています。
お父さんがお母さんを大切にしている姿を見て、子どもも「人を大切にすること」を学んでいきます。
特別なプレゼントを用意しなくても、日々の小さな感謝の積み重ねが、温かい家庭の空気を作ります。
まとめ:完璧を目指さなくていい!自分らしい父親像を見つけよう

理想の父親になろうとして肩に力が入りすぎてしまうと、一番大切な「笑顔で子どもと過ごす時間」が減ってしまいます。
子どもが本当に望んでいるのは、完璧な父親ではなく、自分を温かく受け止めてくれる「ご機嫌な父親」です。
最後に、理想の父親に近づくためのポイントをまとめます。
- 完璧を目指さず、自分の素の良さ(穏やかさや温かさ)を大切にする
- 子どもの話を聞く時は手を止め、しっかり目を見る
- 自分の機嫌で叱らず、落ち着いたトーンで理由を伝える
- パートナーへの感謝を言葉にし、家庭の安心感を作る
焦る必要はありません。
お子さんと一緒に過ごす日々の中で、温かい父親像を少しずつ作っていきましょう!
子どもの主体性を引き出すための関り方を書いた記事はこちらです。
▶子どもの主体性を伸ばすために親ができること|教員パパが我が子と9年間の現場から気づいた「環境づくり」の真実
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