はじめに:毎晩の夜泣きで睡眠不足になり、心身ともに限界を感じているパパ、ママへ

この夜泣きはいつまで続くんだろう。
そろそろ睡眠不足で限界。
ついイライラして子どもにあたってしまいそうで怖い。
そんなことを感じながら、育児、仕事に奮闘しているあなたに向けて書いています。
「一度でいいから、泣き声で起きずに朝まで寝たい」
長男が1歳になるくらいの頃、僕が毎日思っていたことです。
本音で言うと、僕の心の中にはもっと酷い言葉が次々浮かんで来ていました。
「なんで自分だけがこんな思いをしないといけないのか」
3歳半まで夜泣き対応をしていた僕が、自身の体験談を通してあなたに伝えたいことです。
「体験談」2年半続いた過酷な夜泣き

Image by Ben Kerckx from Pixabay
長男は今5歳ですが、1歳から3歳半くらいまで夜泣きがありました。
今思い出すと、よく乗り切ったなと思います。
周りに頼れる人がいない…そんな環境でのスタート
長男が我が家にやってきてくれて、僕も妻も毎日幸せいっぱいで過ごしていました。
ただ、1歳ごろから急に夜泣きが始まり、どんどん激しくなっていったんです。

お互いの実家はどちらも車で2時間半ほど…。
「ちょっとお願い!」
なんて言える状況ではなく。
どんなにきつくても僕と妻の二人で何とかしないといけない環境での育児でした。
それからは「ほぼ毎日」夜泣き。
1日に2,3度起きることも珍しくありませんでした。
毎晩聴く、大好きな息子の大号泣。
想像以上に心へのダメージが大きかったですね。
ほぼほぼ睡眠がとれずに勤務先に向かう日々。
その当時は本当に辛くて。
記憶が曖昧なところもありますが、覚えていることを書きます。
立ち上がらないとダメ、夜中に外を散歩…何もうまくいかない焦燥感
まず、絶対に座って抱っこしないと泣き止まない。
立ち上がらないとダメな時もありました。

夜泣きが始まる。抱っこして寝るまで外を散歩する。家に帰る。布団に置く。起きる。
これを3回くらい。汗だくになりながら夜中まで繰り返した日もありました。
この生活がいつまで続くんだろう。
当時は夜が来るのが怖かったです。
ついに「うるさい!」と叫んでしまった日。激しい自己嫌悪
疲労がピークに達し、いつもと同じ夜泣き対応をしていたある日。
「うるさい!」
「早く寝ろ!」
「何で寝ないんだよ!」
気づいたらそう叫んでいました。もう本当に限界だったんです。
雑に抱っこしたり、強く背中を叩いてしまったり。
思い出すと胸が痛くなります。
泣きながら対応することも珍しくありませんでした。

限界はとっくに通り越して、私生活に完全に支障をきたしていました。
毎日「魂」が削られていくような感覚。
暗闇の中で一人泣いていました。
精神が崩壊する手前だったと思います。
そして何より僕を追い込んだのは、
終わりが見えないこと。
これが一生続くのではないか。
睡眠も足りておらず、思考がマイナスへと引っ張られていきました。
つらい時に気を付けてほしいこと
1人で抱え込んだり、ネットで対策法を調べて「完璧な対処」を目指してはいけません。余計に心が苦しくなります。
適度にさぼることが大事!自分や家族を守るためです!
ここから、夜泣きについての「科学的根拠」と具体的な「やり過ごし術」を紹介します。
なぜ夜泣きは起きる?知るだけで心が軽くなる「科学的根拠」


わたしの抱っこの仕方が悪いのかな…。
日中に変な刺激を与えすぎちゃった成果も…。
夜泣きが毎晩のように続くと、自分を責めてしまいますよね。
かつての僕もそうでした。
「自分の育て方に問題があるんじゃないか」
と、暗闇の中でずっと悩んでいました。
でも、安心してください。
医学や脳科学の視点から見ると、夜泣きの原因は「パパやママの育て方」とは1ミリも関係ありません。
その理由を解説します。
赤ちゃんの脳は夜間に大忙し!記憶の整理と発達のメカニズム
人間は寝ている間に、その日あった出来事や記憶を脳の中で整理しています。
特に赤ちゃんは、毎日が「初めての体験」ばかりです。見るもの、聞くもの、触るものすべてが新鮮で、脳にはものすごい量の大切なデータが毎秒送り込まれています。
赤ちゃんの脳は急激に発達している最中です。昼間に吸収した大量の情報や刺激を、睡眠中に処理・整理しようとしています。その脳の「情報処理のバグ」や「急激な活性化」が、睡眠を浅くし、夜泣きという形で外に表れていると考えられているそうです。
つまり、「赤ちゃんが脳を一生懸命アップデートしている最中」に起こってしまうのが「夜泣き」ということです。
パソコンやスマホのOSが更新中に熱くなるのと同じで、成長するためにどうしても必要な時間なんです。
睡眠サイクルが未熟なだけ。「ママ・パパの育て方」は1ミリも悪くない
大人は、一度眠りにつくと朝まで深く眠る睡眠サイクルが完成しています。しかし、赤ちゃんはそうではありません。
大人の睡眠サイクルが約90分であるのに対し、赤ちゃんは約40〜50分という非常に短いサイクルで「浅い眠り(レム睡眠)」と「深い眠り」を繰り返しています。
- 大人の睡眠: 浅い眠りになっても、自分でうまく次の深い眠りに移行できる。
- 赤ちゃんの睡眠: 浅い眠り(約50分ごと)になったとき、うまく次の眠りに切り替えられず、目が覚めて不安になって泣いてしまう。
赤ちゃんが夜中に起きて泣いてしまうのは、単純に「自力で上手に寝直すスキル」がまだ未熟だからです。
決して、あなたの愛情不足や、日中の接し方が間違っているからではありません。
「50分ごとに、寝直しの練習をしているんだな」
そう思うと、少し楽になりませんか?
科学的なメカニズムとして知ることで、
「自分が悪いわけではない」
という事実が分かってもらえると思います。
夜泣きに「魔法」の解決策は無い。大切なのは「やり過ごす」という考え方

ここらかは、当時の僕にも早く気づいてほしかった考え方をご紹介します。
「解決」を目指すと自分を責めてしまう
「夜泣きを止めよう。泣き止ませよう」
と考えると余計にしんどくなります。
脳の仕組みに逆らうことになるため、相当なエネルギーを使ってしまうことになります。
そして疲弊し、精神的に追い込まれていく。
これが「解決=夜泣きをやめさせる」を目指してはいけない理由です。
2人目妊娠・出産という更なる試練の中で気づいたこと
2人目が生まれたことは、僕たち家族にとって本当に幸せなことです。
ただ、嬉しい気持ちと同時に

今の状況でもこんなに大変なのに、やっていけるんだろうか。
という不安にも襲われていました。
妊娠中や、2人目がまだ小さいうちは、妻の負担を減らすため、なるべく僕が夜泣きの対応をするようになりました。

明日も仕事があるのに、夜中に何度も起こされて暗闇で立ち尽くす日々。
「なんで自分だけがこんな思いをしないといけないんだろう…」
「一日くらいぐっすり眠りたい…」
という気持ちが消えませんでした。
完璧なパパ・ママをやめた
2人目の存在が僕の考えを楽にしてくれました。

夜泣きに対応しながら2人の子育てを「完璧」にこなす…。
うん、これは確実に「無理」だな!(笑)
僕も妻も、「頑張りすぎる」のをやめました。
夜泣きの対応も、精神的にきつい時は妻に代わってもらいました。
「1人じゃない。2人で乗り越える」
こう思えただけでも、かなり気持ちが楽になりました。
1人で全部頑張ろうなんて思わないでください。
睡眠不足は、その人の能力の話ではなく、確実に判断力や思考力を奪っていきます。
頼れる先があるなら真っ先に頼ってしまいましょう!
心と体を壊さないために!もくパパ流「夜泣きをやり過ごす」4つの方法

ここからは、
実際に僕たち夫婦が実践していたもの。
調べてみて、当時の自分に「こうすればよかったのに!」と思うもの。
あわせて4つご紹介します。
①「15分」放置しても大丈夫と割り切る
夜泣きが始まった瞬間、布団から飛び起きて抱っこしていませんか?
僕はそうだったんですよね…。
まずはその「すぐに泣き止ませなきゃ」というプレッシャーを捨てましょう。
赤ちゃんが泣き始めても、部屋の安全(転落や危険物がないこと)が確保されているなら、10分〜15分はそのまま泣かせておいても、医学的・心理学的に何の問題も無いそうです。
安全な環境で短時間泣かせたままにしたからといって、親子の愛着形成が壊れたり、赤ちゃんのトラウマになったりすることは無いそうです。むしろ、親がパニックや寝不足でメンタルを崩し、激しく怒鳴ってしまう方が子供に悪影響を与得てしまいます。
「あ、今脳の中で今日の楽しかったことを思い出してるんだな」
と一呼吸置きましょう。
②イヤホンで音楽やラジオを聴きながら抱っこする
これは当時の僕に本当に伝えたい!!!

僕、もともと「予期せぬ大きい音」とか「大きな泣き声」が苦手で…。
すごくストレスに感じてしまうんですよね。
15分待ってもどうしても抱っこしないといけなくなった時。
ワイヤレスイヤホンを耳に着けて、お気に入りの音楽やラジオ、Youtubeの音声などを聞いてみましょう。
夜泣きの泣き声を正面から受け止めては絶対いけません!(経験上)
これほど精神が削られることは無いです。
大音量の泣き声を「真正面」から聴き続けないこと
人間の脳は、赤ちゃんの高音の泣き声を「緊急事態の不快なアラーム」として捉えるため、まともに聴き続けると自律神経が乱れ、強制的にイライラが引き起こされるそうです。
泣き声をイヤホンで物理的にボリュームダウンし、自分の意識を耳からの音声に逃がす。
子どもを愛しているからこそ、泣き声をまともに聴きすぎない工夫が必要です。
「ノイズキャンセリング機能」がついているイヤホンならなおいいですね!
僕が使っているおススメのものを載せておきます!
当時これを持っていて使っていたら…。
そう思わずにはいられません。(笑)
③夫婦で「交代制」で対応する
「気づいた方が対応する」
「なんとなく2人とも起きる」
という曖昧な対応は、夫婦共倒れの一番の原因になります。
僕たちはこんな感じだったんですが。(笑)
時間帯によって対応する時間を決めておくと、「片方が対応している間に片方が確実に休める」状況を作りやすいと思うので、ぜひ取り入れてみてください。
例えば、
- 前半(22:00〜2:00):パパが対応(ママは耳栓をして全力で寝る)
- 後半(2:00〜6:00):ママが対応(パパは別の部屋で朝まで寝る)
「自分の担当時間以外は、どれだけ泣いていても起きなくていい」
という絶対的な安心感があるだけで、睡眠の質は劇的に上がりますよね。
仕事や体調に合わせて、夫婦で「今夜の作戦会議」を行ってみましょう。
④「いつかは必ず終わる」を夫婦の合言葉にする
長男の夜泣きは1歳ごろから始まり、3歳半ごろまで続きました。
約2年半。本当に長かった。一生続くの?って思っていました。
でも、妻と

いつかは必ず終わるよね。永遠に続くわけじゃないもんね。
と励ましあいながら、何とか乗り越えました。
これは事実です。僕が身をもって体験しました。
どんなに大変な夜泣きでも、「いつか絶対」に終わりが来ます。
だから皆さん、何とかこの夜をやり過ごしましょう!
まとめ:今夜も夜泣きと向き合うあなたへ。

よく妻と、過去の夜泣きを思い出してこんな話をします。

夜泣きを経験していない親って、子育ての経験ないのと同じじゃない?(笑)
それくらい大変だったよね。
それにあの時期を乗り切ったんだから、もう怖いもの無いよね!
うん、完全に同意です。(笑)
それだけ夜泣きって壮絶で、想像を絶するもの。
経験した人にしか分からないんですよね。
長男は夜泣きの時期が終わると、嘘のようによく寝る子になりました。
いつか絶対に終わりは来ます。
だから、適度にさぼって、やり過ごしましょう!
「父親にできること」を自分なりにまとめた記事もあります。ぜひ読んでみてください。
▶子育てで父親ができること|小学校教員が見てきた「伸びる子の家庭」に共通するもの
「適応障害」で病気休暇を取得した時の記事です。ここからいろんな考えが変わりました。



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